これって子どもの思春期?子どもの兆候や接し方のコツ

反抗期
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このブログでは、先輩ママたちが自身の経験を元にした役立つ子育て情報を紹介します。

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子どもの思春期ってなに?

まず「思春期」についてですが、小学校高学年から中学生のあたりで始まることが多いです。

気づくきっかけとしては、
「学校のことを積極的に話さなくなった(=親との会話が減ってくる)」
「親に対して素っ気ない、乱暴な話し方になる(=親へ反抗的な態度になる)」
など、日々の態度に変化が現れることが多いです。

また、第二次性徴に伴う身体的な成長も始まります。

男の子なら声変りや体の成長による痛み、
女の子ならふっくらとし体型になることや肌荒れなどが挙げられます。

それに伴い、心の中でも「自分の見た目や性格」「他人との違い」「親や友達との関係」など、
自分の中で考えを巡らせることが多くなります。

例えば幼少期の「ママやパパが大好き」という気持ちから大きく成長し、
異性を「恋愛対象」として意識し始めたり、「性」についても少しずつ知識を吸収し始めます。

こうした身体と心の変化、自立に向けての行動、
他人や性に対する好奇心や探求心が芽生えてくる時期のことを「思春期」と呼びます。

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他人と比べてしまう子どもの「体の成長」

男の子なら、身長が伸び始めたり筋肉が発達することで、より男性的な体に近づきます。

声が低くなり顔つきが変わり、陰毛やヒゲなど生えてくることもあり、
性的な話題に反応することも多くなります。

女の子も、月経が始まり胸やお尻に丸みが出てきて、肌や髪にも変化が出てきます。
特に月経の周期によって、冷えや腹痛・不快感などがハッキリと現れることが多いです。

いずれの場合も、学校などで同世代と接していると成長の度合いなど
「他人と違う」ということに対して、恥ずかしさや不安感を強く抱きます。

「友達のほうが、背が高い」「肌がきれいで、足が細い」など、容姿によるコンプレックスや差別を感じ始めます。

大人になると、年齢や性別・国籍などで様々な個人差があることを知りますが、
子どものときは学校など身近な環境がすべてという感覚にあるため、
その中で「周りと違う」ということは不安に繋がるわけです。

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親や周りに対する子どもの「心の成長」

体だけではなく、自分や友達・親など身近な人や物事に対する心情的な成長も始まります。

この時期は「自立」に向けて、自分の中で葛藤することが増え、
身近な親に対して反抗的な態度を取ることや口調が悪くなることがあります。

それを自分で反省することもありますし、
親の態度によっては「なんで分かってくれないんだ」とより悪化するケースも…。

また友達同士で考え方が違う、見た目の違いなどで差別をする、
いわゆる「いじめ」などが発生することもあります。

最近ではスマホの所持率も増え、色々な情報が手軽に入るようになり、
より過激で陰湿ないじめが行われている実態もあります。

幼少期とは異なり、親もある程度は子どもに任せることが増えてきたと同時に、
子どもも親との交流を減らす傾向があるため、なかなか実態をつかみにくい時期です。

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思春期の子どもへの接し方・話し方

反抗的な態度に思わずムッとすることもありますが
これも成長の証だと考えて大らかに受け止めましょう。

親としては、次のようなことを意識して接してみましょう。

・家が「落ち着ける」「安全・安心」な場所であること

外で他人と関わることは、大人でも疲れを感じます。
その為、自宅ではリラックスして自分らしくいられる環境を作りましょう。

また、ただでさえ周りと比べやすい時期なので、子どもに対してポジティブに接します。

「おはよう」「おかえり」などの挨拶は、無視される日もあるかもしれませんが、
基本的には明るくいつも同じように伝えます。

こうした繰り返しによって、
自宅はいつも変わらず自分を受け入れてくれる安心感があることを浸透させます。

・子どもを信じる、味方でいることを伝えて見守る

成長過程の葛藤は、みんなが通る道です。

つい手を差し出したくなりますが、ここをグッと堪えましょう。
ただし、「すぐ助けるからいつでも相談してね」ということは伝える必要があります。

失敗も受け入れ、信頼していることを伝えましょう。

 

「ママもテストで悪い点取った事あるよ、大丈夫」

「やりたいようにやってみたら?」
など、背中を後押しすることも良いですね。

 

注意を付けるとしたら、
「人の嫌がることや迷惑になることはしないようにね」とシンプルに伝えるだけに留めましょう。

「自分は信頼されている」ということは、子どもの自制心にも効果的です。

・決めつけない、肯定的な言葉を使う

この時期は、特に言葉に敏感です。

「ダメだ」
「なんでできないの?」
「親の言うとおりにしなさい」

など、つい言ってしまうことがあるかもしれませんが、これはNGです。

失敗したことも、できなかったことも、本人が一番実感しています。

その為、ここでは追い打ちをかけるのではなく、
まずは受け止めることと、その後の動きが重要であることを伝えましょう。

また、親の考えを押し付ける言葉もいけません。

親から自立しようとする時期なので、より反抗的になってしまいます。

できたところをしっかりと褒め、苦手克服に向けての対策を一緒に考えましょう。
ここで、一緒にやることを拒絶された場合は、「いつでも相談してね」と伝えて、子どもを信頼します。

・叱る線引きを明確にする

子どもを信頼して任せるとは言っても、間違いを起こすこともあり、
それを厳しく正す必要があります。

なんでも指示・指摘をされれば窮屈で居心地が悪くなるので、
親として一貫した叱るラインを決めましょう。

例えば、門限を19時と決めた場合、破った時はまずは理由を聞きましょう。

常習的に破る前に、理由によっては門限の見直しも必要ですし、
遅くなると分かっているときの追加ルールも必要です。

そして、その上で約束を破ったことに対して叱ります。

人やモノを傷つけたときも同様です。

まずは本人の言葉で理由を聞きます。
そして、なぜそれがいけないことかを説明します。


潜在的にいけないことと認識しているケースもあります。

分かっていてもついやってしまったということです。
それによって、どこにどんな被害が出るのかなど、他者の立場になって考えることをイメージさせます。

最後に、叱るときにはママかパパのどちらかは中立の立場でいましょう。

二人揃って叱られると、家の安心・安全環境が崩れてしまいます。

その為、もう一方は司会者のような立ち位置で双方を見守り、フォローをいれます。

叱った側も、その話題が終わったあとはきちんと切り替えて普段通りに接するよう心がけましょう。

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