「小学生を持つ保護者の悩みランキング」には、学年別、しつけ、勉強や家庭の様子など
思わず「分かる!」「うちも!」と聞こえてきそうな、お悩みの項目が並んでいます。
幼稚園、保育園の頃は、あんなに可愛かったのに、小学生になったら反抗はするし、
心配事は増えるし…。
色んな悩みが出てきたと思いませんか?
男の子、女の子によっても悩みって変わりますよね。
私もそうでしたが、悩みを挙げればいくらでも出てきて、心配すればきりがない程だったけど、
ほんの少し、見かた、やり方を変えるだけで、嘘みたいに楽になったり楽しくなったりしました!
奥が深い子育てですが、今回、「言われてもすぐにやらない」「反抗的」などで子育てに悩むお母さん方に
3つのヒントが少しお役に立てるんじゃないか、と思っています。
いざ、勝負!
一つ目のヒントは、「ゲームにしちゃう事」。
- 出したものを片付けない
- 食事が出来ているのに、すぐに来ない
- 簡単な手伝いをしない
…など、毎日ガミガミ怒る自分が嫌になりますよね。
「お母さんって、うるさい」なんて言われちゃうし。
小学生のうちは、比較的に男の子の悩みが多いようですが、
男の子に対しては、ゲーム、競争!
兄弟なんかがいると、よけい効果を発揮するんです(笑)
決めゼリフは、これ!
「(兄弟、もしくはお母さんと)どっちが早いか、競争ね!」
「〇分以内で出来るか、チャレンジよ!」
あくまでも、笑顔で明るく、元気よく!
最初から、ゲームだよ、って宣言しちゃいましょう。
何なら、お小遣いの上乗せやご褒美につなげちゃっても、いいんです。
「昨日より早かったら5ポイントアップだよ。100ポイントでお小遣い200円プラス!」とか、
「(兄弟、もしくはお母さんより)早かったら、おやつ増量」とか。
何かで釣るのは、良くない事!?
損得で物事を考える子になってしまう、と心配ですか?
それを子どもに逆手に取られたら、言って下さい。
「大人になって働きだしたら、こんなの当たり前だよ。仕事が出来る人が、お給料たくさんもらうんだから。」
「仕事が早くて、丁寧、正確、っていうのは、その人の評価なんだから。」
子育ての中で、社会の厳しさも教えちゃって下さい(笑)
ポイントは、自分の欲求のためにお小遣いやおやつをねだるんじゃない、って事。
・片付けでも手伝いでも、行った行動に対して、評価や報酬は発生するんです。
もし、「〇〇するから、お金ちょうだい」、と言ったら、正確性のハードルを上げて下さい。
(笑顔で)「お母さんがしてほしいように、きっちりせいよ(ドヤ顔もあり)」
そこを子供にきちんと伝えれば、損得ではないと分かってくれます。
子供だって、社会の仕組みは理解できます(笑)
それに、社会人になった時に通用する「習慣」が身につくと思えば、おやつくらいあげましょう(笑)
そして、やれた後は「(どっちも)頑張ったね!」「助かったよ!」って声掛けを忘れないで。
お母さん自身も、このゲームを楽しむつもりでやってみて♪
動物占いキャラ⁉
二つ目は、以前流行った「動物占い」。
この占いのキャラ、意外と当たるんです。
お母さんと子供たちの動物キャラ、どっちの立場が強いか、どんな性格か、これをまず、把握します。
兄弟だからと、同じように育ててはいけません。
キャラが違うと、性格も違います。
当然、対応も変わってきますよね。
例えば、
・狼キャラなら「マイペースでも仕切り上手」とか、
・小鹿キャラなら「純真で愛されたい」とか、
チーターキャラは「好奇心が強いけどあきらめが早い」とか。
「飽きっぽくて、何をやっても続かない」と愚痴りたくても、
キャラの性格だと思えば腹が立たず、キャラにあった子育てをすればいいんです。
子供の個性と思って、認めてあげるといいですよ。
そして、お母さんのキャラとの相性もあるし(笑)
リフレーミングで視点を変える
三つ目のヒントは、あまり聞かない言葉かもしれませんが、一番のおすすめです。
「リフレーミング」、視点を変える、と私は言っています。
- 宿題、勉強をしない
- いう事を聞かない
- ゲームばかりする
など、どう対応すればいいか悩む事もありますよね。
第一にお伝えしたいのは、「お母さんと子供は別物」、という事。
お母さんが「こうすればいいのに」、と思う事でも、同じように子供も考えるわけではないんですよね。
私もそうだったんですけど、私の思うように子供を動かせるのは、間違いなんだ、
って気づいたんですよね。「しつけ」、ではなく、「おしつけ」だって。
行動心理学ってのに、「行動には必ず、理由や動機がある」って書いてありました。
つまり、お母さんの思うフレームから、子供の考えるフレームに変えてみて。
私が望む事よりも、子供はなぜそうするのか?
直接子供にも聞いてみましょう。
子供なりの理由が分かれば、「な~んだ、そうだったんだぁ」となりますよね。
その理由ごとに、「お母さんはこう思うんだよ」と、子供の意見を尊重しながら会話をすると、
一つ覚えのようなガミガミ怒りは少なくなりました(笑)
- 宿題、勉強をしない
→ 勉強が分からないから、読みたいマンガがあるから、先生がきらいだから、
こんな答えが返ってきました。分からない問題は、一緒に考え、マンガを読み終わったら、
お母さんの家事と宿題とどっちが早く終わるか競争し、先生の事は、一生付き合うわけではない前提で、
人生の先輩として、人付き合いのアイデアを伝授。
- いう事を聞かない
→「今」の子供の考えを聞く。
私が腹が立っているのは、私の考えが正しいと思っているから。こういう時のポイントは、「なるほどね」。
「あー、そんな風に考えてるんだねー」、と子供を理解できる。 - ゲームばかりする
→ ゲームのどこが面白いのか、聞く。
ゲームを教えてもらう。一緒にやってみる。ついでに、学校の授業も教えてもらう。
子供の教え方が上手なら、「教え方が上手だね」とそのまま褒める。
まとめ
私は、子供を変えようと思ったら、親自身も変わらないといけないと思うんですよ。
当然そこには、我慢がのっかってきますよね。
自分は我慢せずに子供を変えようと思うから、ガミガミになっちゃう。
子供は、そのガミガミに実は安心しているんです。
「あ、いつものお母さんだ」って(笑)
子供の年齢が上がるほど、我慢に使う時間と体力は多くなります。
小学生のうちは、まだ軽い力量ですむかな(笑)
リフレーミングで、子供を大人と同じように扱い、自分で成長してもらいましょう。
理想的に、子育てが楽になります!
子供にどう思っているのか聞くから、会話が増えましたが、その際気を付けている事、
① 「ほら、お母さんが言った通り」と言わないようにする。
② 語尾の言葉がかぶらないようにする。
子供が成長するのは、楽しみな反面、悩みも尽きませんよね。
でも、一生同じ悩みが続く事はありません。
楽な子育てはありませんが、考え方、見方を少し変えるだけで、楽しい子育てになる事はあります。
子供を信じ、自信を持って、お互い子育てを楽しみましょう。
あなたの子育ても、きっとそうなりますように。
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