出産を控える中、友人の先輩ママたちにいろいろ育児話を聞いていたところ、
何人かのママが同じことで不安や疑問に思っていることがありました。
それは赤ちゃんがゲップしないで寝ちゃったけど、
「そのまま寝かせて大丈夫かな?」
「起こしてゲップさせた方がいいのかな??」
「いつから自分でゲップできるようになるのかな?」
ということです。
同じ不安や疑問で心配しているママ、きっと他にもいると思います。
今回はそんなママたちに、
赤ちゃんがゲップをしないで寝てしまった場合の疑問やポイントを解説していきます!
赤ちゃんにゲップをさせる理由
そもそもなぜ赤ちゃんには、ゲップが必要なのでしょうか?
赤ちゃんの胃はゲップをしやすいとっくり型になっていて、特に吐きやすい構造になっています。
そして母乳を飲んだ後に吐き出すことは「いつ乳」と呼ばれる生理的現象なのです。
生理現象なので、赤ちゃんにはゲップをしてもらわないといけません。
その理由は大きく次の3つです。
- 吐き戻しをして喉や気管などに詰まらせないため
- 飲んだ母乳やミルクを消化吸収させるため
- 空気がお腹を圧迫させないため
もし吐き戻したものが喉につまると大変な事になりますよね。
それを阻止するためにゲップをさせるのです。
なので、喉につまらないように対策できれば寝かしてもいいわけです。
寝ている赤ちゃんを起こしてまでゲップをさせなくて良いということですね!
その対策法は後ほど紹介させていただきます。
赤ちゃんがゲップしないで寝るのはまずい?
では、赤ちゃんがゲップをしないで寝てしまうのは、まずいことなのでしょうか?
基本的に、ゲップは出るなら出した方がいいですが、
どうしても出ないときは無理にトントンせず寝かせてあげて大丈夫です。
ゲップをせず寝るということは、赤ちゃん自身の不快感が少ないからだと考えられています。
ですが、授乳の方法で異なります。
直接授乳してゲップをしないで寝てしまった場合は、
空気を含まずにうまく飲めている可能性が高いので、心配しないでそのまま寝かせてあげて大丈夫です。
しかし、哺乳瓶から授乳をした場合は空気を含みやすいのでなるべくゲップをさせてあげてください。
もしかしたら寝付いた後に少し吐き戻すかもしれません。
ということで、直接授乳をしてゲップが出ないときはあまり心配しすぎる必要はありませんが、
哺乳瓶で授乳した場合は、なるべく出してあげたほうがいいでしょう。
次はゲップをしない赤ちゃんへの対処法を解説していきます。
ゲップをしない赤ちゃんを寝かせるときの対処法
では、実際にゲップをしないで寝てしまった場合の対処法を紹介します。
- 枕をとタオルを使ってなだらかな傾斜が付くようにする
- 頭が少し高い位置に来るように意識
- 体を右に少し傾けて、背中に丸めたタオルをいれる
これで体が少し右に傾く為、吐き戻しても右側に流れる様になります。
ここで注意なのが、傾斜をつけすぎるとうつ伏せになってしまうことです。
また、これらの点を意識しながら寝かせるのですが、
その場をすぐ離れるのではなく、横にしたあとの様子をしっかり見てあげましょう。
その時のチェックポイントですが、
- 苦しそうにしていないか表情をみる。
- 手足を少し動かす、バタつかせる。
- 置いたら起きた
などのことがあれば、ゲップを出させる作業を再び行ってあげましょう。
それからゲップをすれば、また寝かせて様子をみます。
もし出さなかったら、しばらく縦抱きにしたりしています。
ゲップの回数ですが、一回で出る場合もありますが2~3回に分けて出る場合もあるようなので、
出た量を意識しておきましょう。
一回で大きなゲップをしてくれるとママもすっきりしそうですね。
いつまでゲップをさせるためのトントンする?
一日に何度もする授乳後のゲップをさせるトントンですが、いつまでするのでしょうか?
それは大体生後3~5か月ごろだそうです。
母乳もミルクもだんだん飲むのが上手くなっていくうちに、
不快感が少なくお腹が張らなくなるようです。
目安としては赤ちゃんの首が座ってくる頃ですね。
ですが、これはあくまで個人差があるので、比べないようにしましょう。
赤ちゃんがゲップしないで寝てしまう場合のまとめ
最後にまとめると、
- 赤ちゃんがゲップをするのは吐き戻しで喉や気管を詰まらせるのを防ぐための生理現象。
- 直接授乳をしてゲップが出ないときは心配しすぎる必要はないが、哺乳瓶で授乳した場合は、なるべく出してあげたほうが良い。
- ゲップしないで寝てしまっても要点を守りながらそのまま寝かせて大丈夫。
- その場合のポイントは、頭が少し高い位置に来るように意識しながら枕とタオルを使ってなだらかな傾斜をつける、そして背中に丸めたタオルをいれる。
- ゲップさせるためのトントンは大体3~5か月。あくまで個人差があることなので焦らず徐々にで大丈夫。
いかがでしたでしょうか?
少しでも皆さんの参考になることがあれば幸いです。
長そうで短い育児期間、限られた時間を楽しめるように上手く付き合っていきましょう!
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