毎年、4月になると進級と同時に役員決めが始まります。
役員になる事が苦手な私は、毎年この時期は憂鬱です。
働きながら、家事をしながら、習い事に通わせながら・・・。
そんな時間のないお母さんたちが増えてきている中、
学校のPTA活動はしないといけないものです。
できれば入りたくない、役員になりたくないと
思っているお母さんも多いのではないでしょうか?
今回はPTAに入らなかった場合のデメリットやメリット。
誘われたり、頼まれたりした時の断り方を調べてみました!
PTAに入るデメリット
嫌だけど我慢してPTA活動やってる、やらない奴ズルイとおっしゃる人は我が子が親になって強制PTAに苦しんでも同じこと言うの? そうやって子や孫の世代にまで負の遺産を押し付けて平気なんかね。私は嫌だよ。#PTA
— てんてまり (@tentemari17) December 5, 2019
正直、PTAに入った場合のメリットとデメリットを探していて、
明らかにデメリットの声の方が多かったです。
みなさんが感じている一番のデメリットは、
時間を取られること
これが一番大きいのではないでしょうか?
PTAの役員をすると集まりは大体夜になります。
学校で集まる場合、あまり遅くまでは集まれないので大体夜の9時くらいまで作業をすることが多いと思います。
夜は忙しいお母さんたちにとって、貴重な時間です。
しかも、役職によって大きく仕事量が違うこともあります。
PTA役員だからといって、何かが優遇されるわけではありません。
ボランティア活動です。
PTA会長や執行部などになってしまえば、明らかに仕事量が増えます。
仕事をしているお母さんが多い中、役員の仕事量が多いのは負担が増えるだけです。
また、一緒に活動している役員のお母さんたちとの意見や価値観のズレから人間関係のストレスになることも稀にあるようです。
PTAに入らない場合子どもの学校生活への影響
PTAに入らないデメリットとは、
①PTAを脱会したことを快く思わない人がいる
②登校班に入れなくなる
③提出物や行事のお知らせなどが周ってこない
など。
PTAを脱会することで子供に影響が出てしまうところがなかなか根が深いなと感じました。
でもPTAは入ることは親の義務ではなく、任意加入なんです。
自分でPTAに入るか、入らないかを決められるということですね!
最近は、働くお母さんが多い中PTAの仕組みを
改善している学校もあります。
まず、PTAに入るか入らないかを決める前にどんな運営を行なっているのかを確認しましょう!
PTAの入会届がある学校であれば、確認してから提出しましょう。
入会届がない場合は、校長先生に
『PTAに加入するかどうかを検討中ですので、
決めるまではPTAに個人情報を渡すのを待ってください。』
と手紙で伝えておきましょう。
確認した上で、PTAに入ることをやめた場合のメリットは、
① PTAが関わる行事への参加がなくなる。
② PTAの役員が回ってこない。
などです。
PTAに加入するつもりがない時
PTAに加入するつもりがない時は、非加入届を提出しましょう。
学校により違いがあるかもしれませんが、PTAの非加入届が必要な場合、
学校に伝えればもらえます。
書類に必要事項を記入し、直接学校へ持っていきます。
もしくは子供から提出でも大丈夫な学校もあると思います。
書類に書かれてある期日内に必ず提出しましょう!
PTAを途中でやめる場合
PTAに加入したけど辞めたい場合は、脱会届を提出すれば脱会することができます。
PTA退会届の書き方
まずはタイトルです。
タイトルには、PTAをやめるという意思がはっきり伝わるように
脱会届と記入しましょう。
次に、脱会理由を書きます。
理由は書かなくても良い場合があります。
書く場合には、簡単にで大丈夫ですので、書いておきましょう。
無記入のまま提出してもOKです!
退会届には保護者の名前を記入しますが、子供の名前と学年、
クラスを記入しているとよりわかりやすいと思います。
全て書き終えたら、担任の先生に直接渡して、校長先生に届けてもらうか、
校長先生に郵送するかどちらかになります。
担任の先生にお願いして校長先生に渡してもらう方法なら担任の先生に脱会する理由を直接説明できるので、この方法を取る方が多いかもしれません。
「先生に言いにくい。できれば先生の顔を見ずに渡したい」という方は
郵送がおすすめです。
郵送してもらう場合には、内容証明を利用することで
校長先生が受け取ったかがこちらにわかるので、内容証明を利用しましょう!
PTAに入らない理由
PTAに入らない理由は各家庭様々あると思います。
- 仕事が忙しく、PTA活動に参加できない
- 他の役員をやっているため
- 同居家族の介護をしているため
など。
そもそもPTAは任意ですから、PTAに入らない理由があれば
非加入という選択肢もありだと思います。
非加入を選んだとしても、PTAに入れる状況になれば、
加入することもできる学校がほとんどです。
こちらも学校に問い合わせて聞いてみましょう!
PTA役員を依頼されたときの断り方
PTAに入った場合、役員の断り方をご紹介します。
実際に私が子供の役員決めの時に比較的通りやすかった断り方です。
・数年前に役員をした
・同居している家族の介護をしている
・父子・母子家庭である
・転勤や引越しの予定がある
・子供会の役員である
このような理由がある家庭は比較的免除になりやすかったです。
私の子供が通っている学校は、必ず一度は役員を引き受けましょう。
というルールがある学校だったので、みんな一度は役員を引き受けていました。
学校によって、通りやすい理由があると思いますが、学校に通わせている間、
一度も役員をしないというのはなかなか無理があるかもしれません。
PTAに入るメリット
PTAに入るメリット…か。私にとってのメリットしか語れないけど…
活動を口実に学校内をしょっちゅうウロウロ出来ること!子どもたちや先生方とたくさん話せること!教委の動きが見えやすいこと!学校という懐かしい場所を再び満喫できること!子どもと共通の思い出や話題ができること!まだある…
— 伊藤 牧子 (@sparklingmaki) January 26, 2021
このような声もありました。
私は広報という役員をしましたが実際役員をやってみて、メリットといえば、
・運動会やPTAや発表会などの写真を近くで撮れる。
・知らないお母さんと仲良くなれ、顔見知りが増える。
・先生と会話する機会が増え、距離が縮まる。
PTAとは
そもそもPTAとは、
P=Parents(親)
T=Teacher(教師)
A=Association(組織)
この三つの略です。
子供たちの健やかな成長を親、教師、地域が協力して見守り、
様々な活動を行う集まりなのです。
教育の専門家が日本教育について示した基本方針の一つとして
『PTAの設立と普及』が掲げられて文部科学省を通じ、
全国に広がっていきました。
PTAの活動内容として、学校により違いはあると思いますが、
・運動会やバザーなどのイベントの運営やサポート
・廃品回収やベルマークなどの回収をして学校備品などの購入
・子供の安全のための地域パトロールや見回り
・学校やPTAの広報活動
などの活動があります。
それぞれ役員の会長になると地域と連携して、
学校と親と子供たちが安心して学校生活を送れるよう
サポートすることが主な目的です。
まとめ
仕事や育児、家事で忙しいお母さんが多い中、
学校のPTAまでになってしまうとストレスに感じてしまうと思います。
本来のPTA活動は子供の健やかな成長を支えるためにあるものです。
しかし、現実のPTAは、大きな負担となっていることがわかります。
PTAに加入することも、加入しないことも自由であることがもっと広まれば、
少しは負担が減るんではないかなと感じます。
親にとって負担が減り、本来の目的である子供の健やかな成長を見守る活動にPTAがなれば
「PTAを辞めたい」と感じる方も減ると思います。
この記事がPTAの加入を迷っている保護者の方に参考になれば幸いです。
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