2020年4月から、多くの大学、短大、高等専門学校、専門学校の入学金、授業料を
援助します!
という大学無償化制度が開始されましたね。
これまで、「大学はさすがに金銭的に厳しい! 」
と諦めていたママさん!
そしてお子さん!
諦めるのはまだ早い!
ただこの支援制度、適用となるには色々条件がありすぎるほどあってよくわからない!!
という方も多いんじゃないでしょうか。
でもまあ、そらそうか。
みんなが汗水流して働いた結晶である税金を使うわけだから、
誰でもほいほいあげるよーってわけにはいかないてことでしょうか。
なので条件はもろもろ厳しくもありますが、
しっかり将来を考えているお子さんにはきちんと手助けする準備がされています。
この記事を読み終わる頃にはきっと光が見えていますよ。
そんなわけで今回は、大学無償化制度を利用するにあたり確認すべき情報をまとめてみました。
ママさんはもちろんのこと、お子さんも一緒に読んでいただけると嬉しいです!
2人の協力なくしては成り立ちませんので。
家族構成でガラッと変わるので、
今回は、母一人子一人の2人家族とします。
が、家族構成が違っても、参照URLは同じなので、
順に確認してもらえると思います。
まず3つのポイント
1、資産 2、年収 3、学習意欲
1, 資産
家庭の資産が1250万円未満であること。
おうちなどの不動産は対象外ですが、預貯金だけでなく、有価証券も資産となります。
満期の保険だとか、学資保険だとか、あとこれは?ていうものもある方もいらっしゃるかもしれませんが、
マニアックなもの以外は下のURL に載っているので、預貯金以外にお持ちの方は要チェックです。
2, 年収
前年の年収が
- 約229万円未満であれば、入学金、授業料全額免除
- 約332万円未満であれば、3分の2を支援
- 約402万円未満であれば、3分の1を支援
お子さんのバイト代も含まれるので要注意です!
※年収、資産は、自治体や、各家庭の状況によってまったく異なりますので、
あくまで参考程度にしていただいて、早めに対象となるか自治体に確認する必要があります。
3, 学習意欲
- 高校の評定平均値が3.5以上であること、もしくは、入試の成績が上位半分に入ること
- 高卒認定試験の合格者
- 将来、社会に出てしっかり貢献するという目標をもって勉強したい!という思いを込めた学習計画書
どんなことを具体的に書けば良いか割と細かく書かれており、
アピールしやすくなるかと思うので、以下の厚生労働省の情報は必読です。
当然ですが、あまりに成績が悪かったり、勉強したい気持ちは嘘だったのね?と疑われるような事態になったら、
支援が打ち切られるどころか、「還してよ!」とちゃぶ台をひっくり返されるような事態に陥ることもあるので、
勉強したい気持ちは何より大事です!!
1から3の条件にざっくり当てはまりそうなら、次は2つの☆印もチェックしてみてください。
大学無償化制度の対象校や通学形態は?
☆行きたい学校は対象になってますか?
すべての学校が対象になっているわけではないので、
行きたい学校が対象になっているのか、はたまた、対象になっているところから自分の学びたいことを勉強できる学校を選びましょう。
学習意欲を持続させるためにも、真剣に探しましょう!
(現時点での最新版ですが、念の為、早いうちに直接学校に問い合わせるなど確認してくださいね)
☆国公立、私立、通学形態は?
学校の種類によって学費が違うのはもちろん、家から通えるのと、通えないのとでは必要なお金がガラッと変わりますよね。
しっかりこれも確認しましょう。
学校によって条件などが異なったりするので、あくまで、ざっくりの参考にしてもらったあとは、
学校やJASSOの相談窓口に聞いてみても良いし、とりあえず申請してみましょう。
そして、ここまでで、ざっくりのプランが見えたら、次も要確認です。
その他支援制度
奨学金や自治体の教育支援制度、また、ひとり親世帯への支援など、
今回の新制度とは別に母子家庭への援助の制度がたくさんあります。
今回の制度はあくまで授業料や入学金。
閉まりが悪い蛇口から出る水のように毎日出ていくのが生活費です。
私の蛇口は今でも毎日全開で、タンクが今にも空になりそう…泣
忘れてもらっては困りますよね。
なので奨学金は必須で調べましょう。
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は基本ですが、
これ以外にも、大学独自の奨学金や、自治体が奨学金制度を設けていたりすることもあるので、
もしあれば使わない手はありません。
あとは、教育に関することでなくとも、母子家庭への支援制度がある自治体もあります。
住宅手当や医療費補助制度、国保の免除や粗大ごみの手数料を減免なんてのがあるところも。
意外と細かくたくさんあったりするので、しっかり自治体に確認しましょう。
調べたり、聞きに行ったり、必要書類を揃えたりというのは、なかなか簡単なことではないですが、
あなたの宝物であるお子さんは社会全体にとっても宝物です。
世界で一番大事なお子さんが、将来、公私ともにしっかり輝くために、自分だけ体調を崩すほど働くのではなく、
ぜひ自治体や、国を利用するための時間を作ってみても良いと思います。
最後に
進学したくても、状況を考えて何も言えずにいたお子さんもたくさんいらっしゃると思います。
今回の新制度は、単にお金の支援がどうのではなく、お子さんの現状、
また、将来どうしたいかを話し合う良いきっかっけでもあるのでしょうね、きっと。
進学がすべてではないと私は思います。
だけど、進学することで可能性が大きく広がることの方が多いのも事実だと思います。
現状や将来についてそんなことまで話し合えるのは、
もしかしたら、家族がママのことを考えて我慢してしまう心優しいお子さんとママだけ、
という環境だからかもしれないですよ。
そう思うと、この制度によって、より親子の絆が強くなったり、お互いをより思いやる親子が増えたら、
社会にとってもすごく幸せなことなんだろうなと思います。
助け合い、支え合うことのできる国であり続けるために、
しっかり支援制度を利用して、ご家族の幸せな未来作りに励んでくださいね。
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