夫婦別姓とは?夫婦別姓のメリットとデメリットは?

夫婦関係
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このブログでは、先輩ママたちが自身の経験を元にした役立つ子育て情報を紹介します。

子育てをしているママのほとんどは、結婚を機に夫の名字に変更したという方が多いと思います。

日本では、昔から「結婚をしたら女性は男性の家に嫁ぐ風習から、嫁ぎ先の姓を名乗るもの」という固定概念があるせいか漠然と受け入れられていますね。

今の法律で定められている事、どうして「夫婦別姓」が話題になっているのか、海外ではどうなのかといったことを分かりやすく解説します。

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現在の日本における夫婦同姓の法律

今の日本(2021年2月現在)の法律では、「夫婦は同じ名字(=姓)にしなければならない」という法律があります。

同じ名字というくくりなので、夫の名字でも妻の名字でも統一されていれば良いのですが、9割以上は夫の名字に統一しているというのが現状です。

同姓を推奨している人たちの意見には「同じ名字ということで家族の一体感・絆が深まる」「同じ戸籍に入っているという体面的な理由」「子どものため」などという声が上がっています。

とはいえ、結婚を機に身分証をはじめ、銀行やカード、保険など諸々の名字変更の手続きは非常に手間になりますし、離婚ともなればまた戻す手間が女性にばかりかかってしまいますね。

また、結婚前から働いている職場であれば元の名字のままが都合良いという人もいますし、変えた側ばかりが面倒をすることになります。

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夫婦別性海外の場合

日本以外の国では、名字(ラストネーム)と名前(ファーストネーム)だけではなく、ミドルネームなどがあります。

どの国でも婚姻後の名前について定められてはいますが、日本と同じ「夫婦同姓」と定められているところはありません。

例えば中国の場合は、「自分の姓+名前」もしくは「夫の姓+自分の姓+名前」と選べるようになっていますし、シンガポールは自分の姓名をそのまま使用することが定められています。

アメリカは州によって様々ですが、基本的には色々な組み合わせから自分で選択することができます。
ミドルネームがある文化では、婚姻後にミドルネームを旧姓にしているという人もいるようですね。

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夫婦別姓が話題になるワケ

日本が「夫婦同姓」なのは、明治時代に名字に関する法律が冒頭のように定められて以降、特に大きな問題にもならずに今に続いているからです。

明治以降の日本を考えると、女性は働くよりも家を守ることを軸に考えられていましたし、夫の家に嫁いだという考え方が色濃く残っているままです。

実際には、婚姻によって夫と妻は「新しい籍を作る」というのが正しいのですが、入籍という言葉から「夫の家の籍に入る」という認識違いからこのような固定概念に繋がっているとも言えます。

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夫婦別姓なぜしたい?

とはいえ、令和の現代では女性の社会進出に伴い、
女性が生まれながらにして自分の家と繋がっている「姓」への意識。

離婚に伴う体面的な印象などから、
好きなように選べる「選択的夫婦別姓」を取り入れていこうと考えが広まってきています。

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夫婦別姓メリットとデメリット

実際に夫婦別姓になった時のメリットとデメリットについてです。

メリット

・婚姻に伴う名字変更の手間がなくなる

・プライバシー保護になる(婚姻の有無など)

・生まれ持った姓のままなので、仕事などにおける影響がない
(例えば研究者や作家の場合、同一人物であるという一貫性が保てます)

・主に女性側が変更していたという、不平等さがなくなる

デメリット

・対外的に家族関係が分かりにくくなる

・子どもはどちらかの姓を名乗ることになるので、一方と違う名字となる混乱が生じる

・日本のこれまでの固定概念から、周囲からネガティブな反応が起こりうる

・家柄などによっては、婚姻に至る障害となりうる

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まとめ

現在の日本の法律では「同姓」が定められているため、現時点では「別姓を選択する=法律上の結婚が認められない」ということになり、事実婚の扱いとなります。

公的な補助が受けられないなどのデメリットもあるということを理解しましょう。

女性の発言力が上がったことでこうした昔から変更されていない内容についても、
意見や疑問を投げることができ、検討するきっかけとなっています。

今の時代で法律の改定などを決める上の世代は、
こうした文化を大切にした概念の中で生きてきたのでなかなか実行されるまでは時間がかかるとも言われます。

実際に夫婦別姓に賛成の声を上げているのは、いわゆる若い世代が中心となっているので、
柔軟に意見を取り入れることが求められますね。

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